こんにちは、セコカンの源さんだ。某工業大学の建築学科を卒業して、ゼネコンで14年間、現場の施工管理にどっぷり浸かってきた。S造、SRC造、RC造といったさまざまな構造物を手掛ける中で、建設現場の厳しさもやりがいも全部味わった。
38歳で発注者側に転職して、今は建設プロジェクトを俯瞰する立場で働いている。1級建築施工管理技士として、これまでの経験を活かしながら、建設業界を少しでも前に進めるために動いているんだ。
今日は、施工管理の仕事について悩んでいるやつらに向けて、俺の経験をもとに話をする。転職しろとは言わないし、今の仕事を続けろと押し付けるつもりもない。ただ、俺の話が何かしらのヒントになればいいと思ってる。
施工管理の難しさとやりがい
施工管理の仕事ってのは、一言で言えば「人を相手にする仕事」だ。建物を作る仕事だろうって思うかもしれないが、実際には現場で働く人たちの意見を聞いて、調整して、同じゴールを目指す。これが本質だ。
現場には職人さん、設計者、発注者、資材業者、いろんな人がいる。それぞれが自分の仕事にプライドを持ってるし、時にはぶつかることもある。そこに加えて、天気や資材不足、人手不足みたいなトラブルも頻繁に起きる。そんな中でスケジュール通りに進めるってのは、正直なところ簡単なことじゃない。
でも、全てがうまくいって、建物が完成したときの達成感は格別だ。これはこの仕事をやってる人間にしか味わえない醍醐味だと思う。この「難しさ」と「やりがい」が施工管理の魅力なんだ。
仕事に悩むのは当たり前
施工管理の仕事ってのはキツい。朝早くから夜遅くまで働くことも多いし、人間関係の調整に疲れることもある。「もう辞めたい」って思うやつも多いだろう。でも、それは決しておかしいことじゃない。むしろ当たり前だ。
俺も現場で「こんなの理不尽だろ!」って思ったことも何度もあるし、自分の限界を感じたこともある。でも、それって仕事に真剣に向き合ってるからこそ出てくる感情なんだよな。
俺が転職を決意した理由
ゼネコンで働いているときに、ふと「この土地にこの建物を建てる理由」や「その背景」みたいな根本的な部分に関与できていないことに違和感を感じたんだ。もちろん、施工管理は現場を動かす大事な仕事だし、それを全うする意義も十分ある。でも、「俺が本当にやりたいことって何なんだろう?」って考えたとき、発注者側で働く選択肢が頭に浮かんだ。
そこから自分の方向性を見直して、転職を決意した。こうやって、自分のやりたいことを見つめ直す時間ってのは、どんなタイミングでも必要だと思う。
やめる前に考えてほしいこと
施工管理を続けるか辞めるか迷ってるやつには、まず「自分が積み上げてきたもの」を振り返ってほしい。意外と気づかないだけで、現場で学んだスキルや経験ってのはめちゃくちゃ多い。
辞めるって選択肢がダメだとは思わない。ただ、新しい道を選ぶにしても、自分が持ってるスキルや経験をどう活かせるかをちゃんと考えたほうがいい。肩の力を抜いて、後輩や同僚と話してみると、自分が成長してることに気づくことだってある。
施工管理は捨てたもんじゃない
確かにキツい仕事だ。けど、その分得られるものも大きい。現場での調整力やリーダーシップ、トラブル対応力なんて、どんな業界に行っても役立つスキルだ。
俺の話が少しでも参考になれば嬉しい。自分の選択肢を広げるためにも、まずは自分自身の経験と向き合ってみてくれ。建設業界にはまだまだ可能性がある。それを見つけるのは自分次第だ。