先輩からの指導がパワハラなのか分からない。「建設業界ではこれが普通」と言い聞かせてきたけど、もう限界かもしれない。

お悩み相談
迷える施工管理
迷える施工管理

入社してから2年間、毎日怒鳴られてきました。

「お前には無理だ」「なんでこんなこともできないんだ」「辞めてしまえ」——先輩からこういった言葉を繰り返し言われています。最初は「自分がまだ未熟だから仕方ない」と思っていました。でも2年経った今も同じことが続いていて、正直もう限界に近いです。

これがパワハラなのかどうか、自分では判断できないでいます。周りの先輩たちも似たような扱いを受けてきたと言っているし、「建設業界ではこれが普通だ」という言葉を何度も聞かされてきました。自分が弱いだけなのかもしれない、という気持ちも消えなくて。

辞めたいという気持ちはあります。でも2年間耐えてきたのに辞めたら負けな気がして、踏み出せないでいます。このまま続けるべきなのか、それとも辞めていいのか。答えが出ないまま、毎朝現場に向かっています。(26歳・地場ゼネコン・施工管理2年目)

源さん
源さん

2年間、毎日怒鳴られながら現場に出続けてきたんだな。

「これがパワハラなのか指導なのか分からない」という状態は、長期間にわたって否定され続けた人間が陥りやすい感覚だぞ。自分の判断基準が壊されているから、判断できなくなっているんだよな。

発注者側にいる俺が見てきた経験から、あんたが今整理すべきことを正直に話すぞ。

悩みに対するアドバイスを見る

なぜそう思ったのか?相談内容の要点

2年間、「これは指導なのかパワハラなのか」という問いに答えが出ないまま、毎日現場に向かってきました。怒鳴られるたびに「自分が悪いのか」「これが普通なのか」と自問しながら、どちらの答えも出せないまま時間が過ぎています。判断できないことへの消耗が、じわじわと積み重なっています。

辞めたいという気持ちはあります。でも踏み出せない理由がいくつかあって、どちらの方向にも動けないでいます。それぞれの理由を正直に整理してみます。

これがパワハラなのか指導なのか、自分では判断できない

「お前には無理だ」「なんでこんなこともできないんだ」「辞めてしまえ」——これらの言葉が指導の範囲内なのかどうか、自分では判断できないでいます。怒鳴られているときは「理不尽だ」と感じます。でも現場を離れて冷静になると「自分がミスをしたから怒られた」「もっとできていれば怒鳴られなかったはずだ」という思考になってしまいます。

判断できない一番の理由は、2年間繰り返されてきたことで「これが普通なのかもしれない」という感覚が染み付いてしまっていることです。最初は「おかしい」と感じていたことが、いつの間にか「これが当たり前」に変わってきている気がして、その変化自体が怖いです。

発注者側で年収はいくらもらえる?

「建設業界ではこれが普通」という言葉が判断を鈍らせている

先輩たちから「建設業界ではこれくらい普通だ」「俺たちもそうやって育ってきた」という言葉を何度も聞かされてきました。その言葉を聞くたびに「自分が業界のことを分かっていないだけなのかもしれない」という気持ちになります。2年目の自分より、10年以上この業界にいる先輩たちの方が正しいのかもしれないという思いがあって、自分の感覚を信じられなくなっています。

でも本当にこれが普通なのかどうか、外の世界を知らない自分には判断できません。他の会社でも同じなのか、それともこの会社だけなのか。その情報がないまま「業界では普通」という言葉を受け入れ続けてきました。

辞めたら負けだという気持ちが踏み出せない理由になっている

2年間耐えてきたのに辞めたら、その2年間が無駄になる気がしています。「ここで辞めたら逃げだ」「もう少し続ければ何とかなるかもしれない」という気持ちが、転職活動に踏み出せない理由になっています。先輩たちも同じ環境を乗り越えてきたと聞くと、「自分だけ逃げていいのか」という罪悪感が出てきます。

辞めた後のことを考えると、施工管理2年目で転職市場でどう評価されるのかも分からない。次の会社でも同じことが繰り返されるのではないかという不安もあります。踏み出すことへの怖さと、このまま続けることへの消耗が同時にあって、どちらにも動けないでいます。

自分が弱いだけなのかもしれないという自己否定が消えない

「お前には無理だ」という言葉を2年間繰り返し言われてきた結果、その言葉が自分の中に染み込んできている気がしています。怒鳴られるたびに「やっぱり自分には向いていないのかもしれない」という気持ちになります。限界だと感じながらも、「限界を感じている自分が弱いだけだ」という自己否定もあって、誰にも相談できないでいます。

もし本当に自分が弱いだけなら、転職しても同じことが繰り返されるのかもしれない。そう思うと、転職という選択肢を真剣に考えることもできないまま、ただ毎日をやり過ごすことしかできないでいます。

質問に対するアドバイス

  1. 「お前には無理だ」「辞めてしまえ」という言葉を繰り返し言うのは、指導じゃない。パワハラだぞ。

    あんたが「判断できない」と感じているのは、2年間かけて判断基準を壊されてきたからだよな。最初は「おかしい」と感じていたことが「普通かもしれない」に変わっていく。その変化こそが、パワハラが人間に与えるダメージの正体だぞ。あんたが弱いんじゃない。それだけの時間をかけて消耗させられてきたんだよな。

    「建設業界ではこれが普通」という言葉についても正直に話すぞ。

    発注者側にいる俺が見てきた限り、怒鳴り続ける施工管理者がいる現場は、品質も工程管理も安定しない傾向があるぞ。怒鳴ることで人間は萎縮する。萎縮した人間は報告を避けるようになる。報告が遅れると問題が大きくなる。怒鳴る文化が現場の質を下げているケースを、発注者側から何度も見てきたよな。「業界では普通」という言葉は、その文化を維持するための言い訳に使われていることが多いぞ。

    2年目で転職市場がどうかという不安についても話す。

    施工管理2年目の経験者は、転職市場では「若手の即戦力」として評価されるぞ。人手不足が深刻な建設業界では、2年間現場で働いてきた経験は確実に評価されるよな。「2年しかない」ではなく「2年ある」という認識に変えてほしいんだよな。若いうちに動ける今が、転職市場で最も動きやすいタイミングだぞ。

    今すぐできることを一つだけ言うぞ。

    建設業界特化型の転職エージェントに登録して、今の状況を話してみてくれ。転職すると決めなくていい。「今の環境が普通なのかどうか」を第三者に確認するだけでいいんだよな。外の情報を持った状態で判断する方が、後悔の少ない決断ができるぞ。もし今の会社を辞めることへの手続きが不安なら、退職代行という選択肢もあるよな。

    辞めることは負けじゃない。
    消耗し続ける場所に留まることの方が、あんたの人生にとって損失だぞ。